スマホの急速な普及に伴い、私たちの生活は一変しました。大人だけでなく、子どもたちもスマホを持つことが一般的になり、インターネットやSNSに触れる機会が増えています。しかし、スマホの使い方を誤ると、依存症やサイバーいじめ、個人情報の漏洩など、さまざまなリスクが伴います。このような状況で、親としては子どもがスマホを安全かつ健全に使えるように導くことが非常に重要です。
竹内和雄の「こどもスマホルール」は、子どものスマホ使用に悩む大人たちにとって、具体的で実践的なアドバイスを提供する一冊です。本書は、スマホ使用のルール設定から、子どもとのコミュニケーション方法、デジタルデバイスとの健全な付き合い方まで、幅広い内容をカバーしており、参考になる箇所が大変多い書籍になっています。
本稿では「こどもスマホルール」に基づき、子どもがスマホを適切に利用するために参考になった箇所を中心に紹介します。この記事が少しでも子どもが安心してスマホを使える環境を整えるためのヒントになれば幸いです。
竹内和雄の「こどもスマホルール」とは
竹内和雄氏は、現代の子どもたちが安全にインターネットやインターネットやインターネットやインターネットを活用できるように、積極的に啓発活動を行っている教育者です。
子どもがトラブルに巻き込まれないための実践的なアドバイスをさまざまな形で提供し、子どもが賢く、安心してスマホと付き合えるように導いています。
自由放任も、ガチガチに縛るのもNG!
子どもが初めて補助輪を外して自転車に乗るときみたいに、
そっと後ろから支えてあげる「家庭のルール」が必要です。おもわぬ落とし穴にはまって、
いじめや犯罪の加害者、被害者にならないように、
安心安全、賢くスマホが使える練習をしましょう。引用 竹内和雄
竹内和雄氏が著した、『こどもスマホルール』は、子どもがスマートフォンを安全に賢く使うための家庭でのルール作りについてのガイドです。
そっと見守りながらサポートする重要性を説き、スマホ使用時のトラブルや危険から子どもを守るための実践的なアドバイスが注目です。親子で一緒に安心・安全なスマホの使い方を学べる一冊です。
スマホ使用のルールを家族みんなで話し合おう

子どもたちのスマホ使用についてのルール作りは、親として非常に重要な課題です。竹内和雄著「こどもスマホルール」は、子どもが安全かつ健全にスマホを使うためのガイドラインを提供してくれます。スマホ使用のルールを家族みんなで話し合い、納得できるルールを設定する方法について詳しくご紹介します。
まず、竹内和雄はなぜ家族で話し合うことが大切なのか繰り返し述べています。スマホ使用のルールを決める際、親だけでなく子どもも参加させ、一方的に決めないことが重要です。子どもが自分で決めたルールに対して責任感を持ち、守りやすくなるからです。家族全員が納得できるルールを作ることで、子どもはルールの意義を理解し、自主的に従うようになるからです。
ルールを決める際に重要なことは3つあるとしています。
- 厳しいルールである理由をしっかりと説明する
- 決められたルールを「信じている」ことを伝える
- 見える化してルールは目につくようにする
厳しいルールであってもその理由が子を想う親としての愛情であることをしっかりと伝えることが大事です。「睡眠時間の確保」「生活リズムの安定」など、言葉にして伝え、ルールが決められたら「信じている」「大丈夫」と伝えることで子供自身も信じられる存在になろうとふさわしい人間になるよう努力するものです。ルールは会話だけで留めず、紙などに書いて見えるところに張り、家族みんなで守ることで親子、大人と子供の信頼関係を築いていくことが大切です。
ルールの作り方で抑えたい6つのポイント

子どもがスマホを安全かつ健全に使うためには、時間、場所、マナー、危険、お金、相談の6つのポイントを抑えたルール作りを推奨しています。竹内和雄著「こどもスマホルール」は、これらのポイントを踏まえた具体的なアドバイスを提供しています。家族全員で話し合い、納得のいくルールを設定することで、子どもが安心してスマホを使える環境を整えましょう。
①時間
スマホの使用時間を制限することは、子どもの健康や生活リズムを守るために極めて重要です。過剰なスマホ使用は、睡眠不足や視力の低下、さらに学業への悪影響を引き起こす可能性もあります。子どもが健全なライフスタイルを維持し、日常生活においてバランスの取れた活動を行うためには、スマホの使用時間をしっかりと管理する必要があります。
【例】
- 平日は1日1時間まで: 平日のスマホ使用時間を1時間に制限することで、学業に集中したり、家庭や友人とのコミュニケーションに十分な時間を割けるようにします。
- 週末は2時間まで: 週末はリラックスする時間も必要ですが、スマホ使用が長時間にわたらないように、2時間までとすることで、家族との時間や外での遊びを奨励します。
- 夜8時以降はスマホを使わない: 夜8時以降のスマホ使用を禁止することで、子どもが質の高い睡眠を確保し、翌日の活動に向けてしっかりと休息を取れるようにします。
- 宿題や家事が終わった後にスマホを使う: スマホの使用を宿題や家事の完了後とすることで、子どもが責任を持って日常のタスクを遂行する習慣を身に付け、時間管理の重要性を学ぶことができます。
上記のルールを参考に家族で相談してみてください。細かいルールですが明確にすることで認識の誤差を無くしていけます。
②場所
スマホを使用する場所にも制限を設けることで、家族とのコミュニケーションや他の大切な活動を優先する習慣を育てることができます。スマホに依存することなく、対面での交流やリラックスする時間を大切にすることは、子どもの全体的な発達や家庭の絆を強めるうえで非常に重要です。
【例】
- 食事中や家族の時間にはスマホを使わない: 食事中や家族で過ごす時間には、スマホを一切使わないルールを設定しましょう。これにより、食事の時間が家族の交流の場となり、日々の出来事や気持ちを共有する時間を確保できます。
- 寝室ではスマホを使わない: 寝室でのスマホ使用を禁止することで、子どもがリラックスして質の高い睡眠を取れる環境を整えます。寝る前にスマホを使用しないことで、ブルーライトの影響を避け、睡眠の質を向上させることができます。
- 公共の場ではスマホの使用を控える: 公共の場や社交の場では、スマホの使用を控えるようにしましょう。これにより、周囲の人々への配慮や礼儀を学び、リアルな人間関係の構築に重点を置くことができます。例えば、外食時や公園での遊び時間には、スマホをバッグにしまっておく習慣をつけることが大切です。
これらのルールを通じて、スマホの使用を適切な場所に限定し、家族との時間や他の重要な活動を尊重することを子どもに教えましょう。スマホに依存しない生活習慣を身につけることで、子どもがより豊かな人間関係を築き、心身の健康を保つことができます。食事中などはつい触れてしまいやすいですが親、大人も守ることがとても重要です。
③マナー
スマホ使用時のマナーを教えることは、他人への配慮や公共の場での適切な行動を学ばせるために非常に重要です。子どもが社会での礼儀やルールを守りながらスマホを使用できるようにすることで、周囲の人々との良好な関係を築き、トラブルを避けることができます。
【例】
- 電話やメッセージの際には、相手の時間や状況を考慮する: 電話やメッセージを送る際には、相手が忙しい時間帯や寝ている時間を避けるように教えましょう。また、返信が遅れることがあることを理解し、急かさないことも大切です。相手の状況に配慮することで、尊重の気持ちを示すことができます。
- SNSでの投稿やコメントは、他人を傷つけないように注意する: SNS上での発言は、見知らぬ多くの人々に影響を与える可能性があります。投稿やコメントをする際には、他人を傷つけたり、不快にさせたりしないように注意しましょう。思いやりのある言葉遣いを心がけ、誤解を招かないように努めることが大切です。
- スマホを使う際には、音量を控えめにする: 公共の場や静かな場所では、スマホの音量を適切に調整することが必要です。音楽や動画の音量を控えめにし、イヤホンを使用することで、周囲の人々に迷惑をかけずにスマホを楽しむことができます。また、着信音や通知音も、周りの人々の迷惑にならないように設定することが大切です。
これらなどのルールを通じて、子どもにスマホの適切な使用マナーを教えることで、他人への配慮や公共の場での礼儀を自然に身につけることができます。スマホを使う際の基本的なマナーを守ることで、子どもは周囲の人々との関係を良好に保ち、社会的なスキルを向上させることができます。
④危険
インターネットには多くの潜在的な危険が存在します。サイバー犯罪、ネットいじめ、個人情報の流出など、子どもが安全にスマホを使用するためには、これらの危険から身を守るための教育が不可欠です。子どもがインターネット上のリスクを理解し、適切な行動をとることができるようにすることで、安心してスマホを利用できる環境を整えましょう。
【例】
- 知らない人からのメッセージには返事をしない: 知らない人からのメッセージや友達リクエストには、返事をしないように教えましょう。見知らぬ人と接触することで、詐欺や個人情報の盗難、ネットいじめなどのリスクが高まります。子どもには、不審なメッセージを受け取った場合は親にすぐに報告するように促しましょう。
- 個人情報を絶対に公開しない: SNSやオンラインゲームなどで、名前、住所、電話番号、学校名などの個人情報を絶対に公開しないように指導します。個人情報が悪用されることで、ストーカー被害や詐欺などのリスクが高まります。子どもには、オンライン上で個人情報を守ることの重要性をしっかりと教えましょう。
- 不審なサイトやアプリは使用しない: 信頼できないサイトやアプリにはアクセスしないことが重要です。これらのサイトやアプリには、ウイルスやマルウェアが含まれていることがあり、個人情報の漏洩やデバイスの損傷を引き起こす可能性があります。子どもには、安全なウェブサイトの見分け方や、公式アプリストアからのみアプリをダウンロードする習慣を身につけさせましょう。
これらのルールを通じて、子どもがインターネット上の危険から身を守るための知識とスキルを習得することができます。安全なスマホ使用のための教育は、子どもがデジタル社会で安心して生活できる基盤を築くために非常に重要です。著者はスマホの設定で解決できることは設定で解決することを強く勧めています。通信キャリア大手3社にはそれぞれあんしんフィルター機能があります。( docomo / au / softbank )、格安SIMの場合はこちらの記事(格安SIMの安心フィルターまとめ)を参考にしてみてください。
⑤お金
スマホには課金が必要なアプリやサービスが多く存在し、子どもが無駄な出費をしないようにするためには、金銭管理のルールを設けることが非常に重要です。子どもが自分の使うお金の価値を理解し、計画的にお金を使う習慣を身につけることが大切です。
【例】
- アプリの購入や課金は親の許可を得る: 子どもがアプリを購入したり、ゲーム内でアイテムを課金したりする前に、必ず親の許可を得るようにしましょう。これにより、予期しない高額な請求を防ぐことができます。また、親がそのアプリやサービスが本当に必要かどうかを確認する機会を持つことができます。
- 毎月の通信費や課金額を把握する: 子どもには、スマホの使用にかかる毎月の通信費や課金額をしっかりと把握させましょう。親が定期的にスマホの利用状況をチェックし、予算を超えた場合には話し合いを行うことが重要です。これにより、子どもが自分のスマホ使用に責任を持つことができます。
- 無料で楽しめるコンテンツを優先する: 子どもには、まず無料で利用できるアプリやサービスを優先して使うように教えましょう。無料のゲームや教育アプリ、エンターテインメントコンテンツなど、多くの価値ある無料コンテンツが存在します。これにより、子どもが無駄な出費を避け、スマホを効率的に利用することができます。
これらのルールを通じて、子どもがスマホ使用に伴うお金の管理を学び、計画的な金銭感覚を養うことができます。スマホの利用を通じて金銭教育を行うことで、将来にわたって健全な財政管理能力を身につけることができるでしょう。最近では「投げ銭」やフリマアプリで売買などお金を扱うことも少なくありません。事前に定めておくと安心です。
⑥相談
スマホの使い方やネット上でのトラブルについて、子どもが安心して親に相談できる環境を整えることは非常に重要です。子どもは失敗するものです。オープンなコミュニケーションを通じて、親子間の信頼関係を築き、困った時にすぐに助けを求められるようにすることが大切です。
【例】
- 困ったことがあれば、すぐに親に相談する: 子どもには、スマホの使い方で困ったことや不安なことがあった場合、すぐに親に相談するように教えましょう。これにより、トラブルが大きくなる前に対処でき、子どもが安心してスマホを使える環境を整えることができます。
- 定期的にスマホの使い方について話し合う: 親子で定期的にスマホの使い方について話し合う時間を設けましょう。新しいアプリや機能の使い方、ネット上でのマナーについて話し合うことで、子どもが安全にスマホを利用できるようにサポートします。また、子どもの疑問や不安をその都度解消することができます。
- 家族会議でルールの見直しを行う: 定期的に家族会議を開き、スマホ使用に関するルールの見直しを行いましょう。子どもの成長や生活環境の変化に応じて、ルールを柔軟に変更することが大切です。家族全員がルールに納得し、守ることができるようにすることで、スマホの使い方に関するトラブルを未然に防ぐことができます。
これらのルールを通じて、子どもがスマホの使い方やネット上での問題について安心して相談できる環境を作りましょう。親子間のオープンなコミュニケーションを維持することで、子どもは信頼と安心を感じ、スマホを健全に利用することができます。
最後に

スマホの普及に伴い、子どもたちのスマホ使用についてのルール作りは、親として非常に重要な課題となっています。竹内和雄著「こどもスマホルール」は、子どもが安全かつ健全にスマホを使うためにQ&A方式で具体的なガイドラインや例を提供してくれています。本記事では、「こどもスマホルール」を参考に子どもがスマホの安全かつ上手な付き合い方を考えてみました。
本記事を参考に子どもが安心してスマホを使える環境を整えるきっかけになれば嬉しいです。また、本書には、トラブル時の具体的な解決方法や、巻末には添付資料も含まれています。詳細な情報や実践的なアドバイスを参考にして、子どもがデジタル社会で安心して生活できる基盤を築きましょう。ぜひ、「こどもスマホルール」を手に取り、子どものスマホ使用に役立ててください。


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